会社員の方や事業所にお勤めの方のファイナンシャルプランニングとは?
⑴ 会社員の方や事業所にお勤めの方がまず考えるべきこととは?
コロナ過で業績が上がっている業種もありますが,多くの事業所や会社では必ずしもそうではなく,昇給が据え置きになったり,ボーナスが減額や不支給となったりした結果,収支のうち収入の部分が伸びないもしくは減額となっている方も多いと思われます。
それに加え,様々な分野における商品の原材料費の値上げに企業が耐え切れなくなり,生活必需品についても値上がりが相次ぎ,収支のうち支出の部分は増額傾向にあると言って良いでしょう。
その結果,
余暇等に自由に使えるお金は減り,人によっては生活に最低限必要な資金すらも確保が難しくなっている
かもしれません。
ここで大事なのは,
そのような状況を嘆いていても生活は改善しない
ということです。
大事なのは,まず
これまでと少し意識を変え,一歩ずつでも前に進むこと
です。
すなわち,
これまで当たり前だと思っていた生活の枠組みを当たり前として流さず,そこに少しずつ手を付け収支のバランスを改善していく
ことが大事です。
本サイトでは,そのお手伝いをしていきたいと思っております。
⑵ 会社員の方や事業所にお勤めの方向けのファイナンシャルプランニングのポイントとは?
まず,会社員の方や事業所にお勤めの方向けのファイナンシャルプランニングについての私が考えるポイント,まず意識すべき点をお伝えいたします。
ポイントは,ズバリ一言で言えば,
いかに出費を少なくするか
であり,この1点に尽きると考えています。
「そんなの当たり前じゃないか。」,「もうそんなことはやっているよ。」というお声もあるかと思いますが,意外と見落としは多いものです。
これはあくまで私の一つの考え方であり,他のファイナンシャルプランナーの方であれば,「収入を上げるための投資等を重視すべきだ。」とおっしゃるかもしれません。
もちろん,副業をやられていたり,投資に前向きな方等,収入を増やす方策を他にお持ちの方は,そちらに力を入れることで収支を改善するという方法もあります。
しかし,そうではない方にとっては,一般的に言って,お勤めの方であれば,
収入を1万円増やすよりも支出を1万円減らすことの方が,特に今のコロナ過においては実現可能性が高い
と言えます。
むしろ,
収入を増やそうとするあまり怪しげな内職商法等に手を出してしまっては元も子もない
でしょう。
月1万円の貯蓄であっても,1年で計算すれば12万円,それが5年続けば60万円になり(とりあえず利息は度外視),それなりのまとまった金額になります。
そこで,まずは,
現在の支出を分析してそれを整理,縮小していくことを第一に考える
ようにしましょう。
具体的にどのように分析し,整理,縮小していくかについては,今後少しずつお話していこうと思います。
私の記事が皆様の収支の改善のお役に立てば幸いです。