SNSにはどんな種類があるの?ーその1
⑴ 代表的なSNSって何?
前回,SNSとはどんな物なのか,それを使ったマーケティングにはどのようなメリット,デメリットがあるのか等について大まかにご説明いたしました。
今回からは,そんなSNSの中でもよく使われている代表的なSNSである,
- Instagram(インスタグラム)
- Facebook(フェイスブック)
- TikTok(ティックトック)
- Twitter(ツイッター)
の4つについて,無料での利用を前提とした大まかな特徴を分かりやすくご説明いたします。
もちろん,これら以外にもSNSと呼ばれるものは他にもありますが,現在主流になっているものはこの4つですので,まずはこの4つの大まかな特徴から押さえていきましょう。
今回も,初心者の方向けの分かりやすさを重視していますので,より正確なまた細かい情報をお知りになりたい場合は別途お調べいただけますよう予めご了承ください。
では,本題に入ります。
⑵ Instagram(インスタグラム)について
まずはInstagramから見ていきましょう。
Instagramは,「キラキラSNS」とも呼ばれ,「インスタ映え」という言葉が流行ったことからもお分かりのように,一言で表現すると,
いかに素敵な自分を見せるか
に注力したSNSです。
特徴としては,
- 利用者は20代から40代が多く,かつ30代以下で見ると女性の比率が60%を超えている
- 投稿の中心は写真や動画であり,文章を添えても1~3行と短め
- 投稿が拡散していかないため,ハッシュタグ(#←こういうマークです。)を複数付けるのが普通
といったものが挙げられます。
ハッシュタグというのは,知りたい情報を素早く検索したりしてもらったりするために付ける目印のようなものだと思ってください。
このような特徴から,人目を引くような写真が撮れるようなアイテムを,主に女性に対して紹介したい場合に向いているSNSです(他のSNSとのより詳細な比較は後ほど行います)。
⑶ Facebook(フェイスブック)について
Facebookは,2010年に始まった反政府運動であるいわゆる「アラブの春」の時に活躍したSNSです。
この時は,FacebookやTwitter等でデモが計画されたりデモへの参加が呼びかけられたりするなど,情報を共有するためにツールとして盛んに使われました。
Facebookは,このような使われ方からもお分かりのように,
遠くに住んでいる仲間と近況報告等の情報を交換する
といった場面を想定しているSNSです。
特徴としては,
- 利用者は40代が中心で60代の利用も多く,逆に10代は極端に少なくて,性別では男性が多い
- 投稿の中心は長めの文章のみもしくは文章と写真・動画で,どちらかと言えば文章が中心
- 元々知人間での利用を想定しており,ハッシュタグは使わないことが多い
といったものが挙げられます。
このような特徴から,不特定多数人に情報を拡散させていくのではなく,遠隔地にいる限られた範囲内の仲間に情報を共有したい場合に向いているSNSです。
⑷ 今回のまとめ
今回は,InstagramとFacebookについて大まかな特徴をご説明しました。
この2つを軽く比較しただけでも,色々な違いがあることにお気づきかと思います。
もちろん,ここで挙げたような特徴に沿わない使い方ができない訳ではありませんが,広告を発信したいメインターゲットがずれていれば当然広告の効果は下がります。
また,ここでは挙げなかった細かな仕様の違いもありますので,その点も加味すればやはり狙っている効果にそぐわないSNSを使うよりかは,素直に最適なSNSを使っていくのが良いと思います。
次回は,残るTikTok(ティックトック)とTwitter(ツイッター)についてご説明していきます。