SNS3 SNSマーケティング入門③

nekosan

ファイナンシャル・プランニング技能士1級(国家資格),情報処理安全確保支援士(国家資格),その他CFP資格,PRM(プランナー・オブ・リスクマネジメント)資格保有 保険会社,法律事務所勤務を経て現在は独立系FPとして稼働

SNSにはどんな種類があるの?ーその2 

⑴ 前回まで

 前回は,SNSとはどんな物なのか,それを使ったマーケティングにはどのようなメリット,デメリットがあるのか等を踏まえた上で,よく使われている代表的なSNSである,

  • Instagram(インスタグラム)
  • Facebook(フェイスブック)
  • TikTok(ティックトック)
  • Twitter(ツイッター)

の4つのうち,Instagram(インスタグラム)とFacebook(フェイスブック)について,無料での利用を前提とした大まかな特徴をご説明いたしました。

 今回は,その続きとして,残る2つのTikTok(ティックトック)とTwitter(ツイッター)について,無料での利用を前提とした大まかな特徴をご説明いたします。

 前回同様,今回も初心者の方向けの分かりやすさを重視していますので,より正確なまた細かい情報をお知りになりたい場合は別途お調べいただけますよう予めご了承ください。

 では,本題に入ります。

⑵ TikTok(ティックトック)について

 今回はまずTikTokから見ていきましょう。

 TikTokは,積極的にテレビコマーシャルを行っていたり,ニュースやワイドショー等で時々「~という動画がバズっています。」等と報道されていることからもお分かりのように,一言で表現すると,

楽しい動画を投稿すること

に注力したSNSです。

 「バズる」というのは,流行っているくらいの意味で捉えておいていただければ大丈夫です。

 YouTube(ユーチューブ)で活躍されている方が「YouTuber(ユーチューバー)」と呼ばれるように,TikTokで活躍されている方は,「TikToker(ティックトッカー)」と呼ばれ,すごい方になると何十万人もの視聴者に影響を与えるような方もいらっしゃいます。

 特徴としては,

  • 利用者は10代から20代の利用者が多いこと
  • 投稿は短めの動画であること
  • 投稿の拡散力が元々強い上,ハッシュタグによってそれがより強まること

といったものが挙げられます。

 動画の長さは,最初は長くても60秒程度でしたが,今は最大3分までの長さの動画を投稿できるようになりました。

 そのため,使われ方も,最初は音楽に合わせて踊る様子を投稿して楽しむといったものが主流でしたが(今でもこのような使われ方は普通に行われています),今では,大企業が商品の紹介を行ったり,芸能人がアピールの場に使ったり,個人のお店が面白い動画を投稿してお店の集客を図るといったマーケティングツールとしての投稿も増えてきています。

 ⑶ Twitter(ツイッター)について

 Twitterは,つぶやきを意味する「Tweet」という単語を語源として名付けられたSNSです。

 最近では,アメリカのテスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が買収し,社内改革を図ったことがニュースとして盛んに取り上げられていました。

 Twitterは,つぶやきを語源としていることからもお分かりのように,

その時の気持ちをポツリとつぶやくような短文の投稿

を想定しているSNSです。

 特徴としては,

  • 利用者は20代が最も多く,性別では年齢が上になればなるほど男性の比率が多い
  • 投稿は,日本語であれば最大140文字までの制限がありますが,画像や動画の投稿も可能
  • 投稿がリツイートされることにより全く知らない人にまで広がって行く上,ハッシュタグにより検索され一気に拡散していく可能性がある

といったものが挙げられます。

 このように,Twitterは,元々,日常生活で感じたことをポツリとつぶやくように,その時に感じたことを気軽に短い言葉で投稿してみんなで共感しようというコンセプトで作られています。

 そのため,あまり考えなしに不適切な発言をツイートしたり,不適切な画像・動画を投稿することによってそれが瞬く間に多くの人の目に触れて非難が殺到し,いわゆる「炎上」という状態になるといった話も時々耳にします。

 少し前に目にしたアルバイトが店の中で不適切な行為をしているところを写した写真をツイートして炎上した「バイトテロ」とか「バカッター」と呼ばれたものです。

 もちろん,つい最近も下着姿のコスプレ?をInstagramに投稿して炎上した方もいましたので,投稿によって炎上するのはTwitterだけに限りません。

 しかし,Twitterは,その性質上ついつい軽い気持ちで投稿しがちなので,このような炎上を目にしやすいのかもしれません。

 逆に,人の目に触れやすいということは,上手くマーケティングに使えばかなりの効果を得ることができるので,マーケティングツールとしては有用であるとも言えます。

⑷ 今回のまとめ

 今回は,TikTokとTwitterについて大まかな特徴をご説明しました。

 前回と合わせて,今主流の代表的な4つのSNS,すなわち,

  • Instagram(インスタグラム)
  • Facebook(フェイスブック)
  • TikTok(ティックトック)
  • Twitter(ツイッター)

について大まかな特徴をご説明しました。

 ここまでお読みいただけた方には,それぞれのSNS毎に特徴があるため,それぞれ得意なことと不得意なことがあるということが何となくお分かりいただけたのではないかと思います。

 前回少しお話したように,ここで挙げたような特徴は大雑把なものですし,もちろんその特徴に沿わない使い方ができない訳ではありませんが,目指すところと特徴が一致しなければ目指す目標は達成しづらくなります。

 次回は,これまでご説明したそれぞれのSNSの特徴を踏まえ,どういった場面でどういったSNSを使うのが最も目指す目的に近いのかについてご説明していきます。

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